


路線価
不動産の価格には、様々な関係や意思の元に価格が決定されていますよね。
1つの土地に複数の価格が存在しており、様々な名前の価格があります。
その中の1つに路線価というものがあります。
これは1物4価の1つであり、相続税路線価と固定資産税路線価という2つに分かれています。
まず、路線価が示す価格ですがこれは地域の道路、
その中でも市街地的な形態を形成している地域に面している家などの
1平方メートル当たりの評価額を示しています。
市街地などにある、もしくは近くにある土地の評価の価格ですね。
そして先ほど記載した2つの路線価ですが、
この路線価は課税価格を計算する基準になるため2つあるということです。
まず最初に相続税路線価ですが、これは相続税や贈与税に関するもので
固定資産税路線価はその名の通り固定資産税や不動産取得税などを示します。

ですが路線価は街の発展や衰退もある為、一度決めたらそのままと言うわけにはいきません。
その為毎年7月1日に価格は変動し、全国の国税局、税務署で発表されます。
また、気になる路線価の決め方ですが毎年1月1日に様々な
公示価格を元に不動産鑑定士による鑑定評価などを行い、それを元に決められます。
専門家の意見と今までの価格を参照し決めるというわけですね。
発表は7月1日ですが、実はある程度の路線価の目処をつけることは出来ます。
というのも路線価格は様々な価格を参考にしますが、
その中でも公示価格は4月に発表されているんです。
その為この価格を参考に計算を行う事で予想をつけることが出来るでしょう。